

※平成22年示現会では浅草寺本堂屋根瓦修繕の為、本社神輿による「堂上げ」「堂下げ」は、行われません。御神霊(おみたま)を唐櫃(からひつ)にお入れして、浅草寺本堂に一晩安置されます。
推古天皇36年(西暦628年)3月18日の早朝、檜前浜成・竹成の兄弟が江戸浦(隅田川下流の宮戸川)で漁をしていたところ、一躰の仏像を投網の中に発見し、土師真中知がこれを拝して聖観世音菩薩の尊像であることを知り、従者と共に槐(えんじゅ)の木の切り株に尊像を安置しました。
「浅草寺本尊示現会」は、この「浅草寺縁起」に基づいた行事です。
同縁起によれば、その後一夜にして「あかざの草堂」が築かれ、10人の子供の手により尊像は草堂に安置されており、これが浅草寺の創始であると伝えられており、従って「浅草寺本尊示現会」は浅草の町の誕生を祝う行事として行われていました。
また江戸時代までは「三社祭」と一体の行事として神輿の渡御と併せて執り行われていましたが、明治維新以降は神仏分離令によって「三社祭」は5月に行われることになり、上記のような「浅草寺本尊示現会」の本来の意味が見失われがちになって参りました。私達浅草に根付く者と致しましても、この「浅草寺本尊示現会」が一層賑わうように図ることは長年の懸案となっており、平成12年「古式三社祭舟渡御」の一部として再現させることにより、広く内外に浅草の生誕の歴史を広め、ひいては浅草の町の更なる発展を目指すものとして実施されました。
平成20年は浅草寺昭和本堂落慶50年という記念すべき年を迎え、浅草の町を挙げて盛大に行事を執り行いました。
どうぞ皆様におかれましては、浅草神社の三体の御祭神が土師真中知命・檜前浜成命・檜前竹成命であり、その御祭神が観音示現を慶祝して浅草寺本堂で観音様と対面されるという意味を良くご理解いただき、「浅草寺本尊示現会」の行事が成功裡に執行できますように今後ともご支援をお願い申しあげます。
浅草寺の行事
当日、浅草寺の本尊示現会祈祷は特殊な色の祈祷札で知られる「紅札」が授与され、その境内においては「金龍の舞」が奉演されます。
| 日 時 | 3月18日(火) 午前11時・午後2時・3時の3回 |
|---|---|
| 場 所 | 浅草寺境内 |
※平成22年示現会では浅草寺本堂屋根瓦修繕の為、本社神輿による「堂上げ」「堂下げ」は、行われません。御神霊(おみたま)を唐櫃(からひつ)にお入れして、浅草寺本堂に一晩安置されます。
浅草寺本尊示現会の行事として古式に則り、浅草神社の本社神輿三体を浅草寺本堂外陣にお上げし、一夜奉安親します。
夕刻、浅草神社神官神霊入れの儀斎行の後、本社神輿三基を氏子衆によりたいまつで照らされた浅草寺本堂外陣へ「堂上げ」致します。この際、重さ1トン以上もある一之宮、二之宮、三之宮が本堂階段を昇る様は荘厳かつ優美で、見る者を圧倒するものであります。
同時に仲見世参道には、中央にろうそくの灯りがならぶ、「慈灯の道(じとうのみち)」が、本社神輿の一夜奉安を慶祝します。
| 午後6時00分 | 浅草神社 神官神霊入れの儀 斎行 |
|---|---|
![]() |
|
| 午後6時50分 | 神社発進、浅草寺本堂前に移御 |
| 午後6時55分 | 本社神輿三基 浅草寺本堂前に到着 本堂御扉開扉 |
| 午後7時00分 | 「堂上げ」開始 |
![]() |
本堂外陣に納められた一之宮(土師真中知命)、二之宮(檜前浜成命)、三之宮(檜前竹成命)のご神体は、ご本尊の御前で一晩お泊まりし、翌午前、浅草神社宮司祝詞奏上・浅草寺一山読経の後、本堂より「堂下げ」して浅草寺境内に安置されます。そして夕刻に本社神輿三基は氏子衆の手により浅草神社に還御致します。
| 午前10時10分 | 浅草神社神官祝詞奏上、浅草寺一山式衆読経 |
|---|---|
![]() |
|
| 午前11時30分 | 「堂下げ」開始 |
![]() |
|
| 午前11時45分 | 堂下げ終了後 本堂西側を廻りー浅草寺境内に安置 |
![]() |
|
| 午後 4時00分 | 本社神輿三基 浅草神社へ還御し、神霊返しの儀 斎行 |
![]() |
浅草寺僧侶らによる読経と浅草神社宮司祝詞奏上から見られる通り、仏事と神事を同時に行うこの行事は全国的にも希であり、神仏分離以前の観音祭とも呼ばれていた三社祭を一部再現し、5月の例大祭へのプロローグでもあります。
![]()