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2020.03.02

浅草寺本尊御示現 浅草神社宮神輿「堂上げ・堂下げ」の開催について

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために縮小開催

宮神輿による堂上げ、堂下げを唐櫃(からひつ)に変更して実施

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浅草神社(宮司:土師幸士)と浅草神社奉賛会(会長:宮本卯之助)と一般社団法人 浅草観光連盟(会長:冨士滋美)は、慶讃:浅草寺本尊御示現 浅草神社宮神輿「堂上げ・堂下げ」の開催について熟慮の結果、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ目的から縮小して317日(火)、18日(水)に執り行います。

宮神輿による浅草寺本堂への移御は行いませんが、神事・仏事として浅草神社の御神霊を唐櫃により浅草寺本堂へ移御いたします。移御の行列も松明、太鼓、唐櫃といった最小限の構成により行います。新型コロナウイルス対策を出来る限りしたうえで、浅草寺僧侶、浅草神社神官・総代および関係者数人による最小人員にて斎行いたします。本年は東京オリンピックの年でもあり、海外から来られるお客様にもご覧いただけると思っていましたが、縮小開催となってしまったことは誠に残念です。

西暦628318日に聖観世音菩薩が御示現されたことから、「浅草寺本尊示現会」は浅草の町の誕生日を祝う行事として行われ、明治維新前までは「三社祭」と一体の行事として行われていました。明治維新以降は神仏分離令によって「三社祭」は五月に行われるようになりました。平成12年に本来の形である「浅草寺本尊示現会」と「古式の三社祭」を再現すべきとその一部を再現いたしました。本年は分離のきっかけとなった明治維新から百五十年という記念の年でもあることから氏子としても歴史的な背景を再認識して執り行います。

また、浅草寺本尊御示現から千三百九十年にあたります。8年後の千四百年を盛大に祝うことを見据えて本行事を絶やすことなく続ける意味を持っており、縮小ではありますが厳かに執り行います。

■【 趣 旨 】

「浅草寺本尊示現会」は、推古天皇三六年(西暦六二八年)三月十八日の早朝、檜前浜成・竹成の兄弟が江戸浦(隅田川下流の宮戸川)で漁をしていたところ、一躰の仏像を投網の中に発見し、土師真中知がこれを拝して聖観世音菩薩の尊像であることを知り、従者と共に槐(えんじゅ)の木の切り株に尊像を安置したという「浅草寺縁起」に基づいた行事です。同縁起によれば、その後一夜にして「あかざの草堂」が築かれ、十人の子供の手により尊像は草堂に安置されており、これが浅草寺の創始であると伝えられており、従って「浅草寺本尊示現会」は浅草の町の誕生を祝う行事として行われていました。

また江戸時代までは「三社祭」と一体の行事として神輿の渡御と併せて執り行われていましたが、明治維新以降は神仏分離令によって「三社祭」は五月に行われることになり、右記のような「浅草寺本尊示現会」の本来の意味が見失われがちになって参りました。

私達浅草に根付く者と致しましても、この「浅草寺本尊示現会」が一層賑わうように図ることは長年の懸案となっており、平成十二年「古式三社祭舟渡御」の一部として再現させることにより、広く内外に浅草の生誕の歴史を広め、強いては浅草の町の更なる発展を目指すものとして実施されました。

■浅草神社御神霊「堂上げ」

日時:令和2317日(火)午6時~午後7時ごろ

場所: 浅草神社境内・浅草寺境内

■浅草神社御神霊「堂下げ」、

日時:令和2318日(水)午前9時~午前9時半ごろ

場所:浅草神社境内・浅草寺境内

お問い合わせ

浅草神社奉賛会・浅草神社・一般社団法人 浅草観光連

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