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2008.05.30

平成20年三社祭川柳選考結果

平成20年三社祭川柳を募集したところ、多数の応募がありました。
沢山のご応募ありがとうございました。各賞の結果を発表いたします。

三社祭大賞/1点

30,000円と初代川柳メダル / 境内に掲示
三社祭 江戸の扉を また開ける 竹とんぼ

一之宮賞/1点

10,000円 / 境内に掲示
浅草の 観覧車から 見る神輿 鬼灯

二之宮賞/1点

10,000円 / 境内に掲示
江戸っ子の 尻むず痒い 留守神輿 鶴千代

三之宮賞/1点

10,000円 / 境内に掲示
三社祭 にわか親戚 どっと来る 岡部 晋一

 

秀逸賞/10点

オリジナル記念品/境内に掲示

川柳 ペンネーム
うぶ湯から たぎる三社の 血を貰い 新田登四夫
孫の瞳が 江戸ッ子になる 三社祭 藤田好三
銭湯で 肩を見せ合い 待つ三社
拍子木の 音を川から はこぶ薫風 棟千坊
老い二人 三社祭を 遠く見る 原田大吉
にんげんに 戻り三社を 練り歩く 浜ぶどう
祖父と父 そしてわたしの 三社祭 小倉利江
中締めを 渡りに船と 神谷バー 立花 雍一
なおらいに どっと繰り込む どぜう鍋 石田喜美
浅草の こころ育てる 三社祭 松谷忠和

 

佳作/100点前後

境内に掲示

川柳 ペンネーム
三社祭江戸っ子達のど真ん中 古賀由美子
三社祭 観音様も優しい目 クロサン
浅草が一つになって三社祭 原田大吉
浅草を神輿百基が乱舞する ねこみみ
ご祭神誰かは知らぬ神輿ギャル 伊藤葉雪
切り株に据えて土師様呼びに行き 山本桂馬
先導の木遣りすがしき三社祭 木魚庵
半纏の藍の香残し神輿渡御 柊二
江戸子が俄かに増える三社祭 島田賢太郎
祭り前 兄貴「小柳」精をつけ 御門内
人情も五感に響く三社祭 松谷柚子坊
Tokyoが お江戸にかえる 三社祭 坂本義教
祭りっていいな三社の笛たいこ 山田 茂夫
白鷺の舞も艶やか三社祭 鉄人56号
浅草で元気をもらう三社祭 カラリ
三社祭今よみがえる江戸の華 山縣 敏夫
浴衣着て囃子をナビに仲見世へ 海光庵
有給は 三社祭で 使います 酒井具視
きっぱりと決めた娘と行く三社祭 街 兼
のっそりと牛歩のごとき びんざさら 香月
浅草の嫁取り先ずは祭り好き 千夢
今の妻三社祭で見初めた娘 小川 喜洋
父さんが男になった三社祭 北村純一
掛け声で赤子をあやす若い母 井川 一太郎
担ぎたいその一念のジム通い 昼行灯
眉太き男三社の立て役者
三社ではいつも迷子になる夫 雪だるま
ためらわず妻の手をとる三社祭 阿部昌彦
三社祭 連れてく老母に薄化粧 竹重満夫
振り向けば他人の空似三社祭 光男
魂振りとはっぴに弱いおちゃっぴー お囃子
網三つ心のネットつなぐ街 小田慶喜
頬染めて初めてかつぐ豆絞り まこっちゃん
前夜から法被着て寝る祭り好き 石橋  勤
我が父の腰も伸びてる三社祭 春風来夢
三社祭通う贔屓も三代目 和泉まさ江
誘い合い三社祭へ三世代 池田 功
任地から三社祭に駆け参じ 田村 靖彦
さぁ三社端くれだって勇み立つ 糸乃こまり
祭り好き暴れ神輿の後を追い ルビーの指環
魂振りの活きほとばしる三社祭 あげはのさなぎ
懐かしや暴れ神輿の四之宮 野尻伸一
三食を忘れ江戸っ子三社祭 きんちゃん
浅草がセイヤでまるく盛り上がる 岸 保宏
宮が来る客を放って飛び出して 紫村靖子
うかつにも風邪ひき祭り見てるだけ 祭り男
ワッショイが皐月の空に吸い込まれ 宇野邦久
三社祭からだが三つあればよい 佐藤静生
浅草の夏は三社が連れてくる 宮内みの里
父ちゃんがイナセに見える三社の日 好文
手古舞の芸妓三社に花を添え ほなみ
お囃子につい急かされて孫と出る 間瀬つたえ
二日よい神輿かついでしゃきとなる 中村正美
浅草の三社と生きる江戸文化 石田きみ
来年は見れたらいいな宮神輿 仲山 尭
肩越しに子供が跳ねる神輿渡御 新井徳太郎
土地っ子に生まれ三社で名を貰い 星佳子
祭には浴衣が似合うメタボ腹 かかし
担ぎ手の品格も問う三社様 依田保男
お囃子が聞え炊事が手につかず 石井亥子
蛇骨湯で自慢三社の神輿胼胝 かんなくず
燃えた日の恋と重なる三社祭 涙紅
恙なく生きて今年も三社祭 西秋忠兵衛
浅草に江戸が噴きだす三社祭 花咲王子
神様もご機嫌ギャルに担がれて 松本剣士郎
三社祭御輿と揺れる人の波 阿部浩
浅草で僕も祭の風になる 富谷秀雄
浅草が浅草になる三社祭 丹羽銈一
老いたことふと忘れさす三社祭 仁平井清次
青い目も三社祭の色となる 渡辺忠男
出不精を三社祭が誘い出す 穐山常男
子を盾に前棒担ぐ三代目 伊藤弘佑
渡御列の先頭確と猿田彦 神谷雨舟
お祭りの鉢巻すると男前 いわたろう
肩車この子祭りのDNA たっちゃん
私まで主役になれる三社祭 松谷忠和
粋いなせ そんな言葉が甦る 岸野富美子
三代で揃って担ぐ御輿馬鹿 草ヶ谷茂男
万国の貌が三社の風に酔う
今年また三社がくれたこの元気
浅草はどの横町も祭好き 登四夫
孫を連れ祭り帰りに花やしき 陽子
温かい硬貨が落ちる三社祭
三社祭ここに日本の元気あり 浮世風呂
江戸っ子の心をつなぐ三社祭 しんぞう
三社祭帰宅は妻と手をつなぎ 豚児
家で待つ母に神輿をケータイで 四季
三社祭 夫婦喧嘩も休戦し 岡部 晋一
怠け者親に神輿にぶら下がる 後藤 順
水飲めば三社祭に雲が映え
魂振りで浮世の霧を吹き飛ばす 山中あきひこ
浅草を子供神輿と共に行き 開原 道子
店番を妻に任せて神輿追い 占部耕三
粋と意地江戸の三社の夏祭り 澤 和矢
せっかちは江戸っ子が舞うびんざさら のぶ
宵越しの余った分は三社さま 長谷川庄二郎
パソコンで世界が見てる三社様 関根一雄
江戸っ子の粋を見たくて浅草へ 浅草ファン
浅草を三社祭で語り継ぐ 藤井恵美子
さぁ仕事祭りの後の虚脱感 呑海

 

特別賞/ジュニア部門

オリジナル記念品 / 境内に掲示

川柳 ペンネーム
熱いけど神輿かつぎはやめられぬ 山崎 勉
神の手が支えてくれた大神輿 渡辺静流
三社祭浅草一のお祭りだ 矢野真尋
縁日の射的で狙うチョコボール 小峰悠太
下町の男の証拠神輿だこ 高木彬裕

 

ご応募ありがとうございました。またのご応募お待ちしております。

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