巫女ブログ

今般のコロナ禍に伴い、5月に斎行予定であった御祭礼を、18日のご縁日に因んで10月16・17・18日の3日間に延期する旨を3月末に発表致しましたが、
その後の感染状況拡大の社会状況を考慮し、斎行に際する現時点(7月21日付け)の経過を以下に記します。
ご参照ください。

本例大祭は1年に1度の御祭礼として予定通り斎行します。

【日程】
10月17日(土)・18日(日)の2日間に変更。

【神事】
「例大祭式典」の斎行
 17日(土)午前10時もしくは18日(日)午前10時
 ※神職・巫女・令人による奉仕の元、ご参列は浅草神社奉賛会役員のみとし、且つ参列希望者に限ります。
 ※例祭終了後、令和2年用の例大祭御神札(紙札)を授与します。
 ※例年金曜日の「町内神輿神霊入れの儀」は行わず、御神霊の授与はございません。

【祭礼行事】
①「大行列」・「町内神輿連合渡御」は中止。
②本社神輿・町内神輿の担ぎ手による担いでの渡御は中止。
 但し、従来の「本社神輿各町渡御」に代わる御神霊移御の斎行可否・方法(御用車・台車等)は継続して検討し、その内容は当初の予定通り8月下旬に決定されます。
 尚、来年における各方面の宮順(一之宮・二之宮・三之宮)の変更はありません(令和2年に準ずる)。

【境内祭事】
①神輿庫開扉
 宮神輿三基「一之宮・二之宮・三之宮」の拝観。
 ※適時に神事「神霊入れの儀」「神霊返しの儀」が斎行されます。
②神楽殿行事
 イ)巫女舞・神事びんざさら舞・芸妓連による奉納舞踊・若山社中によるお囃子の実施を検討します。
 ロ)各町会で保有されているお囃子の神楽殿での奉納演奏を検討します。

☆いずれの祭礼行事・祭事においては感染防止・安全確保を第一義と捉え、十分な対策を考慮・実施するものとします。

【町会(内)・その他】
①各町における神酒所の設置は各町のご判断に一任します。
②神社境内玉垣上の献灯提灯、また各家庭・店舗における軒先提灯は掲吊しない。
 ※神輿庫両脇の献灯提灯は現状のままとします。

以上の内容につきましては、今後の感染状況や社会状況により変更される場合がございます。

浅草神社例大祭「三社祭」は1年に1度必ず斎行される御祭礼であり、神事である例大祭式典の斎行と共に、氏神様に町々の様子をご覧頂きそのお力を授かる事が本義となります。

斯様な社会情勢の中においてどの様な斎行形態が可能か、”今できる事”に真摯に取り組んでいく必要があります。
700余年という歴史を有し、浅草の街の皆様が大切にしてくださる本祭礼を一時も欠かす事無く”祭事(まつりごと)”として次代に繋げていき、そうした想いが今後の浅草の再活性に繋がれば幸いに存じます。

常日頃より当社へお心をお寄せくださる氏子・崇敬者の皆様におかれましては、諸事ご賢察の上、ご理解賜りますよう謹んでお願い申し上げます。